ジョジョに気になるフンガミブログ

気になることを色々と書いています。

希望の党が話題なので『「小池劇場」が日本を滅ぼす』を読んでみた 感想 書評

         「小池劇場」が日本を滅ぼす

 

テレビ、ラジオ、ネットで小池百合子都知事の都民ファーストの会、日本ファーストの会が話題になっています。

そこで、先日の東京都議選の最中に発売されたこの書籍を、都議選には無関係の埼玉県在住の僕が読んでレビューしてみました。

 

著者について

この本の著者は有本香さん。

ご自身のツイッターのプロフィールによると、

Journalist / Editor 松蔭大学客員教授 ■ CS『虎ノ門ニュース』毎週木曜、ニッポン放送『ザ・ボイス そこまで言うか!』隔週木曜、フジテレビ『バイキング』など。

 とのことです。

写真を見れば、あぁあの人かと見覚えある人もいると思います。

僕もそうでした。

 

この本について

豊洲移転延期、東京五輪・パラリンピック見直し、内実のない小池劇場……。
ないない尽くしのワイドショー政治、“パフォーマンスの女王"小池百合子と日本は心中するのか?
いらぬ混迷を招いた張本人、小池百合子都知事の「暴挙」と「罪」を、誰よりもこの問題に詳しい、気鋭のジャーナリストがぶった切る! 

 

感想

舛添知事から小池知事に代わり、ニュースでも日々取り上げられることの多い都政の話題。

特に築地、豊洲問題は今も決着していません。

ぼくは埼玉県民なので、多少は客観的に、冷静に事の成り行きを見ているつもりです。

小池さんが豊洲への移転に待ったをかけ、テレビでは豊洲から有害物質が出たと連日報道。

そしてかなり後になって築地からも有害物質が。

しかしこちらはあまり大きく報道されず。

さんざんこの問題を荒らした挙句、結局小池さんは都議選を前にして豊洲への移転、築地は再利用という、どっちつかずの発表をされました。

こういった一連の流れを見てきて、小池さんの人気を得るためのズルさ、それに利用されるマスコミのしょうもなさ、情けなさを感じていました。

 

この本は、主にマスコミが醸成した、世の中の小池さんは正義の改革者的な空気に一石を投じるものです。

小池都政のこれまでの歩みを、東京五輪、築地豊洲問題、石原元都知事、マスコミ、などの事柄に対して、有本さんの取材に基づき、解説、意見が述べられています。

決して小池都知事をディスるための本ではなく、あくまで出来事、詳細な事実をしるし、考察し、世間に対しこういう見方もあるよというのを提示してくれている本です。

現時点ではまだ分かりませんが、小池さんの政党が議席を獲得しようとも、獲得せずとも、小池政権は続いていくわけですから、小池都政に賛成の方も反対の方も一度読んでみることをおすすめします。

 

 

www.fungamiblog.com