大宮アルディージャフアンマ デルガド選手インタビュー フェルナンドトーレスとの関係も
2019年4月20日、27日にテレビ埼玉「Ole!アルディージャ」で放送されたフアンマ デルガド選手のインタビューです。
ちなみにVファーレン長崎から移籍し、登録名が「ファンマ」から「フアンマ デルガド」に変更されました。
リーグ戦をここまで振り返ってみていかがですか
開幕ダッシュといかずに最初はいい結果も出せなかったんですが、少しずつ新しいシステムや新しい戦い方に慣れてきていると思います。
今はチーム状態も上向いていると思うし、順位も上がってきているのでいい方向に進んでいると思います。
フアンマ選手のここまでの出来栄えを10点満点で表すと
数字にするのはなかなか難しいですね。
監督やコーチに聞いてもらえばわかるかもしれませんが、自分としては役割を果たしてチームに貢献できることを一番大事にしています。
そして昇格やタイトルに向けていいプレーをすればその評価が1試合1試合高くなりチームにも貢献できることになると思います。
みなさんの評価が満点になるように一生懸命頑張ってチームが勝てるように努力しますのでいい点数を付けてください。
大宮からオファーがあったときの心境は
昨年長崎にいたときから妻ともよく話していたんですが、まだ日本でプレーしたいし、できれば首都圏でプレーできればいいなと思っていました。
大宮からお話が来たときは、大きなクラブですし歴史もあるクラブなのでぜひプレーをしてチャレンジしたいと迷う気持ちはありませんでした。
オファーを受けて光栄でしたし、とても嬉しかったです。
このクラブはJ1にいるべきチームなので、今年は何が何でも昇格してトップカテゴリーで戦いたいという思いが強いですね。
Jリーグでは初の移籍ですが不安はありましたか
サッカー選手に移籍は付き物です。
国を越えての移籍も経験していますので、ここに来るときも不安よりも期待の方が多かったです。
コーチングスタッフ、チームメイト、通訳みんなが温かく自分を迎え入れてくれて本当に楽しくプレーをできてますし、自分自身も苦労を全くせずに良い環境でプレーさせてもらっています。
シモヴィッチ選手とは英語、バブンスキー選手とはスペイン語で話せますし、日本人選手もすごくコミュニケーションをとってくれるので本当に良かったと思っています。
高木監督もフアンマ選手と同じタイミングで移籍してきましたが、やりやすさはありますか
高木監督のもとで2年間プレーしていたので、戦い方はよくわかっています。
監督が求めるサッカーは昨年の大宮とは違うので、このチームが高木監督のサッカーを理解するためには自分の役割がすごく大事だと思っています。
チームも少しずつ高木監督のサッカーを理解してきているのでプレーしやすいですし、また一緒に戦えてすごく光栄ですね。
大宮での1年目をどのようなシーズンにしたいですか
今シーズンは何が何でも昇格という目標を自分自身もチームも思っています。
J2は長くてタフな難しいリーグなので、一戦一戦を決勝戦だと思って戦わなければ結果もついてこないと思います。
そのためには常に良い準備をして臨まなければいけません。
このクラブはJ1にいるべきチームなので、じぶんもJ1に戻るという目標達成のためにチームと一緒に戦ってサポーターそしてチームを支えるみなさんと共にJ1昇格を果たせれば最高の一年になると思っています。
サッカーを始めたのはいつ頃ですか
兄の影響です。
サッカーをやっている兄の姿を見て楽しそうだなと思い、初めは家の前で友達とボールを蹴って遊んでいました。
本格的に始めたのは8~9才です。
地元のクラブで練習体験したときにサッカーって楽しくて面白いと感じました。
そこからはクラブチームの各カテゴリーでプレーしてきました。
子供の頃のあこがれの選手はどなたですか
年も近いんですけど、サガン鳥栖にいるフェルナンドトーレス選手が憧れの選手です。
昨年対戦したときにユニホームを交換してくれました。
彼のプレースタイルや、戦う姿勢、ゴールへ対する意欲は素晴らしく尊敬できる好きな選手です。
憧れの選手との対戦で緊張はしましたか
本当にスター選手なので直接話す機会はないと思っていたんですが、日本で対戦でき温かく接してくれて、選手としても憧れの存在ですが人としても素晴らしかったです。
その時交換したユニホームが今でも自分の宝物なので一つの夢がかなった瞬間でした。
プロとして戦ううえで大切にしている言葉はありますか
特に決まった言葉はありませんが、毎朝起きてその日一日を楽しむことを大切にしていますね。
自分の周りにいる人とも明るく楽しく一日を一緒に過ごすということを大事にしています。
空中戦の強さ、キープ力が抜群ですがいつごろから今のプレースタイルになりましたか
このプレースタイルはサッカーを始めたときから変わっていないんですよね。
その理由は、父母兄弟家族全員が大きいので、この力強さは持って生まれたものかなと思っています。
なのでサッカーを始めた時からこのプレースタイルは続いています。
サッカー以外で背が高くて得したことはありますか
小柄なことでの不便さが分からないので、背が高くて得をすることも分からないです。
敢えて言えば日本のベッドはちょっと小さい時があります。
日本に来て驚いたことを教えてください
日本という国の全てにすごく驚きました。
外国人を温かく迎え入れたり、礼儀正しかったりと、他の国ではあまり感じられないおもてなしの心がすごく衝撃的でした。
いつも日本の方々には感謝の気持ちでいっぱいです。
私にとって特別な国です。
最初に覚えた日本語は何ですか
外国の人が初めて覚える言葉は「ありがとう」が多いので、自分もその一人でした。
チームメイトと日本語でコミュニケーションをとったりしますか
外国籍選手同士で日本語交じりの会話をすることはありますが、なかなか日本語で話す機会はありません。
でもサッカーをすればみんな通じ合っているので問題ないです。
好きな日本語はありますか
ノー(笑)
僕が日本語を覚えてしまうと通訳の仕事がなくなってしまうじゃないですか。
日本語は少しだけ覚えて、あとは通訳を交えて会話した方がマルコにも仕事があってサッカーも楽しめるでしょ。