将棋ブーム到来!初心者から玄人までおすすめの将棋漫画をランキング形式で紹介
藤井聡太さんの29連勝という大記録達成で大盛り上がりの将棋界。
こんなに盛り上がってるのは羽生さんが出てきた頃以来じゃないですかね。
今後もますます注目ですね。
今回はそんな将棋を題材にした漫画のベスト10を紹介したいと思います。
ちなみに将棋に詳しくなくても楽しめる漫画ばかりなので、将棋好きな方はもちろん、将棋素人、将棋には興味ないという人も是非読んでみてください。
10位 将棋の渡辺くん 伊奈めぐみ
あらすじ・概要
将棋棋士は人類の代表! 将棋を指して生活している。懸命に勉強し、年に50局くらい戦い、勝てば笑い、負ければ自分のせい。
勝ち負けだけに支配された世界。それはまるで人生の縮図だ。棋士はどんな人たちなんだろう?何を食べて、何時間寝ているんだろう?
勝負師でも無頼でもない、リアルな将棋棋士の毎日を棋士の妻が漫画にしました。ノンフィクションです!マガメガより
別冊少年マガジンに連載中の実録漫画です。
プロ棋士、渡辺明さんの奥さんが描いています。
ノンフィクションなので、派手でおもしろい漫画的な出来事が起こるわけではないけれど、エッセイやブログを読んでいるような、不思議な面白さがあります。
こういうタイプの作品はあまり読んだことがないんですが、素直におもしろいなという感想をもちました。
9位 或るアホウの一生 トウテムポール
あらすじ・概要
「ふざけてません、本気です」----まっすぐといえばまっすぐ、バカといえばそうかもしれない瞬(17歳)。
イケメン坊ちゃんの夏目(17歳)と言い合ったり、辛辣最年長・迫(23歳)にイジられたり、一見温和な牧野(23歳)にフォローされたしつつ、ひたすら「勝ちたい」と思う毎日。
アホで間抜けでど真剣、将棋野郎成長群像劇!好きか嫌いかと聞かれたら嫌いでないと答えるけれども、なりたいかと問われれば間違いなくすんごくなりたいと言ってしまうけども、「なんでなりたいか?」と聞かれたら理由はよくわからないから考えながら暴れまわる。強いって、なんだ!? Amazon内容紹介より
絵のタッチが程よく力が抜けていてすごく好きです。
コマ割りも独特で良い感じ。
真剣なシーンもおもしろいし、ギャグとかコミカルな場面も良い。
変な性格のヤツがいたり、一癖も二癖もあるキャラが出てきて読んでいて楽しいです。
将棋に関する諸々もしっかりと描いていて好感が持てます。
ちなみに、独特な風貌で一時ネットで話題になった、橋本崇載プロが棋譜を監修されているようです。
8位 ひらけ駒! 南Q太
あらすじ・概要
将棋に夢中な小学五年生・宝と将棋にミーハーな宝の母の物語。研修会に入会して「将棋のプロ」を目指しはじめた宝と、それを見守る母親の目線は似ているようでビミョーに違う……。
宝の成長は、思わず胸がきゅん!「将棋=難しい」と思ってる人にこそ読んで欲しい、将棋&母子愛にあふれたストーリー!!公式サイトより
モーニングに連載され、その後長い休載をはさみ、最近連載再開が発表されたこの作品。
将棋をとりまく親子の日常生活を描いた、なんだかほっこりするのほほんとした漫画です。
将棋をやっている子供を見守る母親の視点が新しいです。
小学生の主人公が勉強して成長していくのを見るのが楽しく、気づくと読みながら応援している自分がいます。
子供がいる方には特に読んでみてほしい作品です。
南Q太さんは他にも面白い漫画が多いです。
グッドナイトあたりも是非読んでほしいです。
7位 永遠の一手 -2030年、コンピューター将棋に挑む- 松島幸太朗 伊藤智義
あらすじ・概要
名人、コンピューターに敗れる!
すべてはそこから始まった!!
将棋を愛する者たちの10年に渡る挑戦と激動の物語!!秋田書店サイトより
少年チャンピオンで連載されていたこの作品。
囲碁の世界では、アルファ碁に韓国人棋士イ・セドルさんが敗れたのが話題になりました。
将棋はより複雑で、まだ人間の方が強いと言われていますが、対局中のスマホのソフトでのカンニング疑惑の騒動があったり、着実にAIも進化しています。
この作品は、人間がコンピューターに将棋で勝てなくなった世界の物語で、人間とコンピューターがタッグを組んでチームで名人戦などが行われるというもの。
SFのような気もしますが、こういう世の中もすぐそこまで来ているんだろうなと。
設定がおもしろいだけでなく、きちんとストーリーも楽しめる作品です。
6位 ものの歩 池沢春人
あらすじ・概要
要領が悪く、第一志望校に落ちて実家から離れた高校に通うことになった少年・高良信歩は、手違いで奨励会員たちのシェアハウスに入寮してしまう。
しかし、そこで将棋の面白さに気付いた信歩は、ルームメイトたちと共にプロ棋士を目指して奮闘する。ウィキペディアより
剣道漫画「クロガネ」の池沢春人先生による作品です。
少年ジャンプに連載していたということもあり、王道の少年漫画感があり、仲間と切磋琢磨して成長していく主人公を描いた良作。
連載開始があと1年遅かったら、つまり2017年の将棋ブームの最中に連載していたら、もっと人気が出て、長く連載が続いたんじゃないかな、などと思ってしまいます。
ジャンプの中でも結構好きな作品だったので、惜しいなあと。
5位 ナリキン! 鈴木大四郎
あらすじ・概要
性格最悪、おまけに運痴。
だけど弱冠14歳にしてプロ棋士となった将棋の天才・成金歩。
そんな彼がひょんなことから弱小サッカークラブの監督と出会って……!?
将棋×サッカーが奇跡のコラボ!!
超革命的サッカー漫画、降臨!! アマゾン内容紹介より
将棋とサッカーを融合させてしまうアイデアが素晴らしいです。
見事に化学反応が起きている。
現実にはあり得ないと思いながらも、でも理論がしっかりしていてバチッと説得力があって感心してしまう場面もちらほら。
キャラクターも良いし、ストーリーも面白い。
サッカー漫画なのか将棋漫画なのか、そんなことはどうでもいいからとにかく読んでみてほしい作品です。
4位 ハチワンダイバー 柴田ヨクサル
あらすじ・概要
主人公の菅田健太郎はかつてプロ棋士を目指していたが挫折し、今では賭け将棋で日銭を稼きつつ漫然とした日々を送っていた。勝負に勝ち過ぎ対局を避けられるようになった菅田は、ある日秋葉原の凄腕棋士のウワサを聞く。
秋葉原に赴いた菅田は自信満々でメガネの女真剣師「アキバの受け師」に勝負を挑むが、手も足も出ずに完敗を喫する。
プライドをズタズタにされ、その悔しさから久々に将棋への情熱を取り戻す菅田。しかし自堕落な生活で部屋は荒れ放題。
片付けの為に清掃会社に派遣サービスを依頼するが、現われたのはなぜかメイド。
しかも菅田を「ご主人様」と呼ぶそのメイドこそ彼のプライドを打ち砕いた張本人、「アキバの受け師」だった。wikipediaより
81マスの世界に潜る。。。
ヤングジャンプで連載され、「この漫画がすごい!」でも1位を獲得した人気漫画。
ドラマ化もされており、溝端淳平、仲里依紗、サンドウィッチマンなど個性豊かな方たちが出演されています。
この漫画は将棋のバトルももちろん楽しいんですが、他にもギャグ、恋愛要素、アクションシーンなど、おもしろい展開が目白押しです。
絵やコマ割り、セリフの吹き出しなどが独特で、デザイン面でとてもアートな作品です。
話のテンポがよく、スラスラ読めちゃうのも魅力の一つです。
エアマスターというバトル漫画もオモシロイのでおすすめです。
3位 将棋めし 松本渚
あらすじ・概要
ノーカロリー、ノー将棋! 勝負にかけるプロ棋士が選ぶ食事とは!?
前代未聞、将棋×めしの異色マンガ! プロ棋士・峠なゆたが対局の休憩中に食べるメニューとは!?そして、それが将棋にどう影響するのか!?
めしで勝敗が決まると言っても過言ではない!
藤井さんや、加藤一二三さん(ひふみん)が対局中に食べているおやつが話題になりましたね。
この作品は、そんな将棋の対局中の食事をテーマにした漫画です。
そんなニッチな題材でどうやって話を展開していくのか、ぜひ読んでみてください。
将棋漫画としても、グルメ漫画としても良く出来ています。
2位 3月のライオン 羽海野チカ
あらすじ・概要
東京の下町に一人で暮らす、17歳の将棋のプロ棋士=桐山零。
彼は幼い頃、事故で家族を失い、深い孤独を抱えた少年だった。
そんな彼の前に現れたのはあかり・ひなた・モモの3姉妹。
彼女たちと接するうちに零は‥‥。
様々な人間が、何かを取り戻していく優しい、物語です。公式サイトより
ハチミツとクローバーなどで有名な、少女漫画家の羽海野チカさんが初めて青年誌のヤングアニマルで連載するということで話題になったこの作品。
マンガ大賞、手塚治虫文化賞など、数々受賞。
アニメ化、神木隆之介さん主演で映画化もされています。
将棋を取り巻く登場人物達の人間ドラマが展開されます。
時にのほほんと、時にどろどろと、笑えたり泣けたり、色々なおもしろさが詰まった作品です。
1位 月下の棋士 能條純一
あらすじ・概要
子どものころから高知の港町で祖父にしてかつての名人・御神三吉に将棋を学びながら育ってきた氷室将介は祖父の遺言を胸にプロ棋士を目指して上京し、奨励会に入会する。
順調に昇級を重ねる中、氷室は将棋会館特別対局室にて後の宿命のライバルとなる滝川幸次名人と出会い、滝川との対局、勝利を目指していく。ウィキペディアより
90年代にビッグコミックスピリッツで連載されていた名作です。
V6の森田剛さん主演でドラマ化もされました。
タイトルがシンプルでかっこいい。
この作品はとにかくキャラクターが強烈で個性的。
面白いセリフがたくさんあって、印象に残る名言が数々飛び出します。
対局のシーンも、様々な駆け引き、持ち時間いっぱいの緊張感、これぞ真剣勝負といった描写にぐいぐい引き込まれます。
他に能條さんの作品では、哭きの竜という麻雀漫画もおすすめです。