ジョジョに気になるフンガミブログ

気になることを色々と書いています。

2017年版 おすすめ漫画をジャンル別にランキング形式で30作品紹介 名作からマイナーまで

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漫画が大好きな僕がおすすめの作品をジャンル別にランキング形式で紹介していきます。

新作から旧作、連載中のものから完結済のものまで、面白いと思うものを入れました。

 

バトル漫画 

5位 TOKYO TRIBE 2  井上三太 全12巻

ここはあなたの知っている"東京"とは少し違う"トーキョー"。そこにはさまざまなトライブ(族)が生息している。バイオレンス、友情、そして、愛…

 

漫画雑誌ではなく、ファッション誌BOONに連載していた異色のコミック。

内容も、音楽、ファッションなどのストリートカルチャーをベースに、個性的なキャラがストリートでバトルします。

絵柄とか雰囲気、ストーリーにアートを感じる作品です。

 

4位爆走兄弟レッツ&ゴー こしたてつひろ 全13巻

小学生の星馬烈と豪は超元気なミニ四駆大好き兄弟。二人はG.J.C(グレートジャパンカップ)の予選終了後、土屋博士が開発した新しいフルカウルミニ四駆、ソニックセイバーとマグナムセイバーを自分のマシンとして育てあげるという条件で託された。そして、二人はG.J.Cの決勝大会でみごとその条件を満たし、両セイバーをゆずり受けた。

 

ミニ四駆にハマった人なら外せないのがこの作品ですよね。

「&」のふりがなはアンドじゃなくてエンドなのがミソ。

熱いマシンバトルは今読んでも最高です。

そしてなんと現在、続編がコロコロアニキに連載中。

烈と豪の息子の物語です。

こちらも必読!

 

 

3位 遊戯王 高橋和希 全22巻

今世紀初頭の発見以来、誰も完成させる事ができなかった『千年パズル』。いじめられっ子の遊戯がそれを解いた時、もう一つの人格が現れ、少年はゲームの達人となった。世にはびこる悪を裁く『闇のゲーム』が今、始まる!

 

今やカードゲームが世界的にヒットし、作者の収入が半端ないなんて噂されている遊戯王ですが、漫画ではカードゲーム以外にも色々なゲームが登場します。

どのゲームもアイデアが素晴らしいんですよ。

絵柄もストーリーもすごく好きなわくわくするゲームバトル漫画です。

余談ですが、カードゲームは世界ではデュエルモンスターズという名称ではなく、「Yu-Gi-Oh!」というそのまんまな名前でヒットしているらしいですね。

 

2位 亜人 桜井画門・三浦追儺 既刊10巻

「亜人」と呼ばれるその生物は「死なない」。高校生・永井圭はある日、交通事故で死ぬが、その直後に生き返った。それは、彼が亜人であり、人間ではないことを意味する。圭をとりまく環境は一変した。彼は人間たちから逃げ惑うことになる。友人のカイは怯える圭を助けるために駆けつけ、二人で人里を離れて山の中に逃げ込んだ。そんな彼に人間と敵対する亜人たちが接触してきた。「このマンガがすごい!2014」オトコ編第3位!

 

まず亜人という得体の知れないものを考え出した作者に拍手。

つぎに作品の舞台。

漫画っぽいフィクションな世界観ではなく、アメコミのようなリアリティある日本、組織を描き、リアルな世界の中に現れた異物(亜人)を見事に表現しています。

なので、なかなか漫画原作の実写化が成功していない中で、この漫画は実写化に向いている作品だと言えます。

ストーリーも、亜人vs亜人というよりかは、亜人vs人間という感じで非常にいい。

海外ドラマのような、はらはらする話運びでかなり楽しめます。

 

1位 ジョジョリオン  荒木飛呂彦 既刊14巻

S市杜王町。震災後、突如、町の中にあらわれた「壁の目」と呼ばれる隆起物付近で、大学生の広瀬康穂は謎の青年を発見した。彼の身元を突き止める事にした康穂であったが、不可解な現象が2人の周りで起こり始め…!

 

ジョジョの奇妙な冒険シリーズの第8部がこのジョジョリオン。

過去作とは全く別の物語で、内容の関連性は薄いので、ジョジョシリーズを読んだことが無いという人も、このジョジョリオンから読み始めても全然大丈夫です。

今作もスタンドによるバトルはもちろん、失った記憶を取り戻すという謎解き要素が盛り込まれ、今までのジョジョとはまた違った面白さを味わうことが出来ます。

 

ミステリー・サスペンス漫画

8位 白暮のクロニクル  ゆうきまさみ 既刊10巻

そこは、「悲しき不老不死――オキナガ」が存在する世界。厚生労働省の新米公務員・伏木あかりが配属されたのは不死の種族「オキナガ」を管理する部署。厚労省での仕事1日目にオキナガ惨殺事件と遭遇し怪死事件を追う任務を与えられる、あかり。しかも見た目は少年、中身は88歳老人の殺人事件マニア・雪村魁とタッグを組まされ…。

 

事件を追う側も不老不死、事件を起こす側も不老不死、というオモシロイ設定のミステリです。

不老不死って良いよな、なんて思っていたら不老不死の人間の葛藤が描かれたり、細部にもこだわっている作品です。

 

 

7位 ぼくだけがいない町  三部けい 全9巻

毎日を懊悩して暮らす青年漫画家の藤沼。ただ彼には、彼にしか起きない特別な症状を持ち合わせていた。それは…時間が巻き戻るということ! この現象、藤沼にもたらすものは輝く未来? それとも…。

 

いわゆるタイムリープものです。

時を遡ったりする設定がある作品ってそれだけである程度の面白さは担保されますよね。

そこに殺人事件の犯人を突き止めるというミステリー要素を加えることにより、かなり面白い漫画に仕上がっています。

 

6位 クロコーチ  リチャードウー・コウノコウジ 既刊18巻

「彼は県警最悪の警察官です」県警・捜査二課に所属する黒河内圭太警部補。
彼は政治家や実業家らの醜聞を握ることで、莫大な権力を得た汚れデカ。
若きキャリア・清家はそんな彼を嫌悪するが、実は黒河内には、誰もが想像しえない巨大な目的があった……!

 

TOKIOの長瀬智也さん主演でドラマ化もされた本作。

漫画の方は長瀬さんとは似ても似つかない悪徳おっさん警官が主人公です。

3億円事件、日本と北朝鮮の関係など、現実世界で起きた事件や時事問題などをフィクションの中に落とし込み、妙にリアルな世界感を構築しています。

嫌な奴なんだけどなんか憎めないダークヒーローです。

 

5位 約束のネバーランド  白井カイウ・出水ぽすか 既刊3巻

母と慕う彼女は親ではない。共に暮らす彼らは兄弟ではない。エマ・ノーマン・レイの三人はこの小さな孤児院で幸せな毎日を送っていた。しかし、彼らの日常はある日突然終わりを告げた。真実を知った彼らを待つ運命とは…!?

 

デスノート以来久々にジャンプに現れた、頭脳戦サスペンス。

はらはらドキドキの脱出劇、その先に待つ子供たちの冒険、これからどんどん面白くなりそうです。

謎もまだまだあるのでその辺も要注目です。

 

4位 レインマン  星野之宣 既刊4巻

主人公・雨宮瀑は母の死を契機に、超心理学研究所に勤める。そんな時、瀑に瓜二つの男が瀑の目の前で自殺。そして精密検査で瀑には脳のないことが判明した。連続する怪事件の意味は? 宇宙を、そして歴史を経巡り物語を紡いできた巨匠挑む、「人間に秘められた力」の世界!?

 

オカルトとか都市伝説、そこに量子力学を絡めたりして紡がれるSFミステリーの物語。

なんかちょっと小難しい話が好きな人は間違いなくハマります。

こんな漫画他に見たことないです。

 

3位 鳥葬のバベル  二宮志郎 既刊2巻

壮絶な過去を抱えながら、懸命に今を生きるリサイクルショップ店員・加瀬宗助(かせそうすけ)。彼がようやく手に入れた、小さな幸せは、突如出現した、巨鳥・サンダーバードによって奪われた。恩師・駿河(するが)を鳥に殺されながら、どうにか生き残った加瀬は、駿河の愛娘・マリを守りながら巨鳥と戦うことを決意する。

 

いきなりデカい鳥に食われたかと思ったら食われた奴が蘇って、となんだか色々斬新な設定が興味をそそる作品です。

ミステリー、ホラー、バトル、様々な要素を兼ね備えた漫画です。

 

2位 DEATH NOTE デスノート  大場つぐみ・小畑健 全12巻

このノートに名前を書かれた人間は死ぬ…。死神 リュークが人間界に落とした一冊のノート「DEATH NOTE」。ここから、二人の選ばれし者「夜神月」と「L」の壮絶な戦いが始まる!! かつてないスリルとサスペンス!!

 

言わずと知れた大ヒット作ですね。

ヤングジャンプ向けじゃない?って感じの、少年ジャンプ作品の中では明らかに異質な漫画。

とにかく死神のノートというアイデアが素晴らしい。

1話目から息もつかせぬ展開が繰り広げられる最高の漫画です。

 

1位 PLUTO  浦沢直樹・手塚治虫・長崎尚志 全8巻

人間の痕跡がない殺人事件、残された謎のメッセージ…その先にあるものとは!? 漫画界の2大巨匠がタッグを組んだ、近未来SFサスペンス!!

 

鉄腕アトムの話を基にしてリメイクされた作品。

モンスター、20世紀少年、ビリーバットなど、ミステリー漫画の名手の浦沢さんですが、ぼくはこのプルートウが間違いなく浦沢直樹先生の最高傑作だと思っています。

手塚治虫と浦沢直樹の融合というだけで読まないわけにはいかない漫画です。

 

人間ドラマ 

6位 疾風の勇人  大和田秀樹 既刊5巻

1947年。終わりの見えない占領が続く日本。復興財源をかき集める大蔵省次官・池田勇人の前に現れた吉田茂が吼えた! 「GHQを追い出し日本を独立させる!」 池田は吉田と行動を共にすることを決意! そして吉田のもとに新時代の戦士達が結集する! さあ、GHQからこの手に政(まつりごと)を取り戻せ!!

 

政治、しかも実話を基にした話をここまでおもしろく漫画化したのは素直にすごい。

なんとなく知っている戦後史ですが、そんなことあったの、みたいな新たな発見もあったり、いまいち曖昧な当時の政治家の関係性なども楽しみながら理解できる良作です。

 

 

5位 インベスターZ  三田紀房 既刊16巻 連載中

この世で最もエキサイティングなゲーム…それは、お金、投資だ!! お金のことを学び、儲けよ!! 株式投資学園マンガ、開幕!!

 

中学生の主人公が株と出会い、株にハマり、株に翻弄されていく漫画です。

話がおもしろいのはもちろんのこと、株式投資のこと、社会の事、経済の事などを楽しく学べます。

ためになることも多いので、これから就職活動の学生から、ビジネスマンにもおすすめの作品です。

 

4位 カバチタレ!シリーズ 東風孝広・田島隆・青木雄二 第3シリーズが連載中

         カバチタレ!(1) (モーニングコミックス)

「カバチタレ!」とは広島弁で、文句や屁理屈を言う人のこと。法律を知れば、今まで泣き寝入りしていた者も、カバチをタレて自分たちの生活を守ることができるのだ。主人公の田村は行政書士の大野に出会ってそのことに気づき、大野事務所に入所する。街の法律屋として依頼者のため走り回る新米補助者の奮闘記。

 

この漫画は話も面白いし、その上ためになります。

行政書士事務所の物語で、色々な法律問題を解決していきます。

現実にも起こりうる問題から、なかなかレアケースなものまで様々な問題を抱えた依頼者が登場します。

登場人物が人間味のあるキャラクターが多くてそこも良い。

 

3位 イキガミ  間瀬元朗 全10巻 完結

ある日、突然届けられる死亡予告証“逝紙(イキガミ)”。それを受け取った者に残された時間は、わずか24時間…! 異才・間瀬元朗が渾身の力で描く、魂を揺さぶる究極極限ドラマ!!

 

数話ごとに完結するオムニバス形式の作品です。

松田翔太さん主演で映画化もされました。

死を前にして人間はどんな行動をとるのか。

そこにさまざまなドラマが生まれます。

この作者は、次作の「デモクラティア」、最新作の「粘菌人間ヒトモジ」でもそうなんですが、日本社会を舞台にして、そこにSF的なあり得ない設定を与えて、それが当たり前になっている世の中で起こる人間ドラマを描くのが得意です。

それが当たり前になっている世界を描くのが上手いので、あり得ない設定が雑音にならず、その世界でのヒューマンドラマに素直に感動したり、イラついたりできます。

どの作品もお勧めです。

 

2位  バンビーノ !  せきやてつじ 第一部15巻 第二部13巻 完結

                            バンビ~ノ!SECONDO 1 (ビッグコミックス)

一流のシェフ目指して、福岡から東京・六本木の人気レストランにヘルプとして入店した青年・伴省吾が見たものは…!? 調理場という名の戦場を描く、イタリアン料理人成り上がりストーリー!!

 

ドラマ化もされたヒット作です。

料理の漫画なんですが、料理を楽しむ漫画ではなく、料理を取り巻く人々の人間模様を楽しむ漫画です。

この作者は色々な問題を引き起こすのが上手い。

加えて嫌な人物を描くのが上手い。

なんだこいつは、と読んでいてついイライラしてしまうぐらい上手い。

そしてそれを乗り越えていく主人公を応援したくなる作品です。

 

1位 ザ・ファブル  南勝久 既刊10巻 連載中

“寓話”と呼ばれし、風変わりな“殺しの天才”が、この町の片隅にひっそりと棲んでいる──。殺しのプロとして“一般人”になりきれ! 野蛮で、滑稽な、大阪DAYS。『ナニワトモアレ』&『なにわ友あれ』の南勝久、銃撃最新作!!!

 

ひょんなことから殺し屋を休業して普通の人の暮らしをすることになった主人公の日常を描いた漫画で、ゆるい生活が展開していくんですが、時折事件に巻き込まれて仕方なく敵と戦ったりします。

そして主人公のキャラが良い。

なんか普段はぼけーっとしてるんですけど、殺し屋としての実力は最強。

ジャッカルというお笑い芸人の大ファンというお茶目な一面が垣間見れたり、憎めないキャラになっています。

コメディパートとシリアスパートのギャップが魅力的な素晴らしい作品です。

 

スポーツ漫画

5位 BE BLUES ! ~青になれ~  田中モトユキ 既刊27巻 連載中

一条龍は、本気で日本代表になることを夢みているサッカー少年だ。幼なじみの双子・優人と優希といっしょに、まずは全国少年サッカー大会で優勝を目指す!! 1対1の躍動感!ゴール前の緊迫感!絶妙の連携プレーを成功させたときの高揚感!サッカーの醍醐味がここにある。本格サッカー大河ロマン堂々開幕!!

 

これぞ少年漫画というような熱いストーリーです。

主人公が壁を乗り越えて成長していくさまはグッときますね。

試合の描写も非常に丁寧で、躍動感もあってかなりおもしろいです。

 

4位 アオアシ  小林有吾・上野直彦 既刊9巻 連載中

            

愛媛に暮らす中学三年生・青井葦人(あおいアシト)。粗削りながら、強烈なサッカーの才能を秘めているアシトだったが、まっすぐすぎる性格が災いして、大きな挫折を経験することに―そんなアシトの前に、東京にある強豪Jクラブ「東京シティ・エスペリオン」のユースチーム監督・福田達也(ふくだたつや)が現れる。アシトの無限の可能性を見抜いた福田は、東京で開催される自チームのセレクションを受けるよう勧めて!?

 

部活サッカーではなく、クラブのユースを描いたのはおそらくこの作品が初めてではないでしょうか。

青年誌で連載されているものの、少年漫画のようなわくわく感があります。

練習や試合の描写もリアリティがあっていいですね。

 

3位 GIANT KILLING  ツジトモ・綱本将也 既刊43巻 連載中

GIANT KILLING(1) (モーニングコミックス)

 達海猛35歳、職業サッカー監督。今季より弱小プロサッカークラブ『ETU イースト・ トウキョウ・ユナイテッド』の監督に就任する。現役時代も監督になってからも、好物は「番狂わせの大物喰い=ジャイアント・キリング」!

 

この漫画が他のサッカー漫画と違うのは、主人公が選手ではなく監督であるということ。

監督の視点で物語を描き、他にもサポーターにフォーカスしたりすることで、唯一無二の漫画になっています。

これを読むとサッカー観戦に行きたくなります。

 

2位 アイシールド21  稲垣理一郎・村田雄介 全37巻

アイシールド21 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

泥門高校1年・小早川瀬那。気弱な性格が災いし、幼き頃よりパシリ人生を送ってきた。だがそのおかげで(?)ズバ抜けた俊足を持つ瀬那は、悪魔のごとき男・ヒル魔によりアメフト部へと引きずり込まれるが!?

 

日本でマイナーなアメリカンフットボールを題材に選び、ここまで面白く仕上げたのはすごい。

ルールを説明しながら、上手く話を進めていき、テンポよく読めるようになっている。

人物名とか舞台をアメリカ向けにローカライズしてアメリカに輸出すれば、向こうの子供たちにもウケそうな気がする。

 

1位 SLAM DUNK  井上雄彦

Slam dunk―完全版 (#1) (ジャンプ・コミックスデラックス)

言わずと知れたバスケットボール漫画の最高峰。

バスケ初心者の主人公桜木花道の成長を描く。

日本にバスケブームを巻き起こしました。

 

キャラクター、ストーリー、画力、すべて申し分ない出来。

笑って泣けて興奮できて、まだ読んだことない人がいたら人生損してるレベル。

 

ギャグ漫画

7位 アフロ田中シリーズ  のりつけ雅春

主人公田中の人生を面白おかしく描いた作品です。

ビッグコミックスピリッツの看板漫画と言ってもいいくらいおなじみの作品。

高校アフロ田中、中退アフロ田中、上京アフロ田中、さすらいアフロ田中、しあわせアフロ田中、と5つのシリーズがあり、シリーズとシリーズの合間に中断を挟みながらも現在も連載している長寿漫画です。

高校アフロ田中は、田中シリーズ最初の作品。

文字通り田中が高校時代の話で、埼玉県加須市が舞台になっています。

シリーズ1作目ということもあり、最新シリーズと比べると田中の性格も、漫画自体の作風とかギャグの感じとかも結構違いますが、これはこれで面白いです。

中退アフロ田中は、田中が高校を中退してからの日々を描いています。

学園生活からガラッと変わり、新たな田中の始まりを感じさせる作品です。

上京アフロ田中は、ついに田中が埼玉を飛び出し、東京へ行きます。

新しい環境、人々と出会い、仕事に精を出す田中の物語です。

さすらいアフロ田中では、田中が失恋し、自分探しの旅に出ることを決意。

田中の超珍道中が笑いへ誘います。

現在連載中なのが、しあわせアフロ田中です。

紆余曲折の人生は相変わらず、田中が幸せを探します。

 

どのシリーズから読んでも楽しめます。

高校編から始まり、シリーズごとに時間が経過し、最新作では田中は20代後半になっています。

最初から全部読むと、もはや大河ドラマを観ているような気さえして、なんだか感慨深くなりますよ。

この作者は、心の機微を描くのがうまく、うわ~あるある、わかるわ~みたいな気持ちにさせられます。

 

 

 

 

 

6位 磯部磯兵衛物語~浮世はつらいよ~  仲間りょう

花のお江戸に暮らす青年武士・磯部磯兵衛の夢は立派な武士になること。そのため武士道学校に通い、日々精進…する予定!? 実際は励まず学ばず勤しまず、ぐっだぐだな日々を送る磯兵衛の物語、幕を開けるで候。

 

週刊少年ジャンプにて、ピューと吹く!ジャガーの後継者として巻末で連載中の本作。

やる気が全くない主人公が江戸の人々を巻き込んで笑える物語を展開していきます。

宮本武蔵とかペリーとか歴史上の人物も色々と出てきてギャグに昇華させてしまいます。

ゆるゆるぐだぐだなギャグを楽しみたいなら是非。

 

5位 とんかつDJアゲ太郎  小山ゆうじろう

東京・渋谷、その片隅に一軒のとんかつ屋がある。その名も「しぶかつ」。三代目の揚太郎は、父・揚作のもと、なんとなく見習い修業を続ける毎日だった…。だがある日、とんかつを届けに訪れたクラブで、味わったことのない高揚感をおぼえる。そして伝説のDJとの出会いが、彼を本気にさせた。「とんかつもフロアもアゲられる男になりたい!」――これは、とんかつDJとして踏み出した少年の青春物語である。

 

アイデアが素晴らしい、ゆる~い漫画です。

とんかつを揚げるのとDJプレイを半ば強引に結び付けて話が展開されていくが、不思議とこの漫画からはヒップホップの魂がにじみ出ている。

登場人物も良いし、ストーリーもグッド。

サクサク読めます。そう、とんかつだけにね。

 

4位 セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさん  うすた京介

わかめ高校の空手部に謎の格闘技「セクシーコマンドー」の使い手として現れた主人公・花中島マサルと、奇妙で癖のあるセクシーコマンドー部のメンバーを中心に展開されるシュールギャグ。

 

セクシーコマンドーという奇妙な競技を考えたのが作者の素晴らしいところ。

数々の意味不明な迷言が出てきます。

 ゆるい空気の中にゆるい笑いと鋭い笑いが心地いい。

ギャグの感じとか、表現方法とか、後のギャグ漫画に多大な影響を与えている作品です。

 

3位 ボボボーボ・ボーボボ  澤井啓夫

西暦300X年、全世界を支配する皇帝は、国民全てをボーズにすべく「毛狩り」を開始! そんな世に一人の男が現れた! その名もボボボーボ・ボーボボ! 究極の拳法「鼻毛真拳」を使う彼こそ、救世主だといいな!?

 

はちゃめちゃバトルギャグといったところでしょうか。

まずタイトルが意味不明で笑っちゃいますよね。

一応バトル漫画ではあるんですが、主人公が鼻毛真拳の使い手というこれまたわけわからぬ設定です。

先の読めない展開、なんでもありなギャグにおもわず吹き出します。

 

2位 世紀末リーダー伝たけし!  島袋光年

ポッポ小学校に入学したたけしは生まれ持った熱きリーダー魂とオッサン顔で、たちまち町中にその名をとどろかす。友達のピンチ、悪人の襲来、ダンディコンテスト、学園祭、遠足…誰かが困ったときに必ず解決してくれる、まさにリーダー的存在なのだ!

 

この漫画は出てくるキャラがいちいち面白い。

良い意味でイカれたやつばっかりで思わず笑ってしまいます。

ギャグも最高なんですが、定期的にやるストーリー編での本格バトルも見ごたえ抜群。

トリコもいいけど、しまぶーはやっぱりギャグの人ですよね。

 

1位 とっても!ラッキーマン  ガモウひろし

日本一ツイてない中学生・追手内洋一。そんな事とは無関係に、ある日、宇宙で大爆発が発生、宇宙人が続々と飛来し始めた! だが、そこへ地球を守ろうと一人の正義の味方が現れた! その名はラッキーマン。実力はないが、幸運度は宇宙一! 洋一と合体して地球の危機に挑む!

 

デスノートの原作者、大場つぐみさんがその昔書いていた作品。

大場つぐみ=ガモウひろし というのは、公式には認定されていませんが、ネット上では有名な話。

バクマン。の主人公の最高の叔父さんは、おそらくガモウひろし本人がモデルです。

ラッキーだけで敵に勝ってしまうという、戦いそのものががギャグになっている漫画です。

しかし侮るなかれ、勝ち方はばかばかしいものの、計算されたストーリーや敵の倒し方に思わず唸ってしまいます。

風が吹けば桶屋が儲かる的な、ある原因が思いもよらない結果を引き起こす、ピタゴラスイッチに通ずるような爽快感。

他にも色々な特徴を持った個性豊かなヒーローが登場します。

ヒーローアカデミアよりも個性豊かです。

ところどころ垣間見える緻密なアイデアに、後年のデスノートの片鱗を見ることが出来ます。

しかし御自身もネタにしているように絵が下手くそなので、原作者に転向して正解だったと思います。

ただ、個人的にはガモウひろしの新作が是非とも読みたいですね。